けいのおと

日々の記録・本棚・好きなモノ語りの場所(になる予定)。まだまだ手探り中です。

介護の大切さと経験から生まれた思い

(AIにタイトルをつけてもらいました。す、素敵すぎるやろ…)

 

私がブログを始めたいと思った理由。

本当にいろいろあるのですが、その中の一つに「介護のこと」があります。

 

私が購読している新聞で、定期的に"家族の介護"についての特集が組まれています。

体験談なども掲載されていて、それを読む度に毎回やるせない気持ちでいました。

みんな、ひとりで頑張りすぎだから……!!

どこにも打ち明けられずに、一人で頑張って背負い込んで苦しみ続けている人があまりにも多すぎます。

 

私は今、要介護認定を受けた母と同居していますが、過去には仕事としても介護に携わりました。

この経験を生かして、いま介護に奮闘されている方々へ何かできることはないかと考えていました。

ただ考えれば考えるほど、問題や悩み、事情や状況は人それぞれだよなぁということを改めて痛感します。

だんだんと、誰かの役に立つとか救いになるとか、そんな大それたことはとても書ける立場ではないわ…と感じるようになり。

とにかく今の私にできるのは、

自分が身をもって体験したことや考えたことを、ありのままに伝えること

だけなのかもしれないなと思いました。

 

…ということを踏まえて、今回は

今、ご家族の介護に取り組まれている皆さんへ。

そして、これからご家族の介護に直面されるかもしれない皆さんへ。

いま一番伝えたいことを書きます。

 


「介護」って、控えめに言っても本当に大変なことなんです。

だって、自分が生きていくだけでも精一杯じゃないですか?少なくとも私は毎日必死です。(苦笑)

それに加えて、他人のお世話をする。

仕事ではないので(金銭的な)報酬はない。それどころか、親の老いていく姿を目の当たりしなければならない。

これが大変じゃないわけがない。

 

でも、家族を介護していくという事実に直面した時、なぜかこれらのことが頭の中から抜けてしまう人が多いように感じます。

 

家族の介護は突然に。まさにそれ。

「介護が始まると、選択の連続」だと、誰かが言っていました。

在宅か施設か?利用するサービスは?はもちろんですが、その他にも細々とした、本当にたくさんの選択を迫られます。

 

"頑張れば出来るだろう"(=だから今はサービスを利用しなくても大丈夫、など)

という考え方で構えると、後々必ずつまづきます。

 

介護には必ず終わりが来る。だけど今、その終着点が見えているわけではありません。

 

たとえば、在宅で介護することになった場合。

"これなら自分で出来る"と確実に言い切れるところまで、とことんハードルを下げてほしいと思います。

頼れるものは最大限使って。むしろ頼れるものを産み出すくらいの気持ちで。(笑)

 

家族の介護。楽に出来なくちゃ、続きません。

介護の負担を減らすことで、気持ちにゆとりを持ってふれあえるような関係性を築いていくことの方が大切だと思っています。

 

「介護すること」を決してネガティブに捉えるのではなく、介護する側もされる側も一緒に穏やかな毎日を過ごしていきたいよねということ。

このあたりが、私の拙い文章でどれだけ伝わるか…少々不安はありますが。

 


これからも、介護を通して日々考えることをつぶやきたいと思っています。

共感して頂ける部分もあれば、受け入れがたいと思われる部分もあるかもしれません。

なにしろ私自身もまだ、モヤモヤを抱える日々を送っていますので(苦笑)。

「こんな風に考える人もいるんだな~」くらいの感じで、おつきあい頂けるとうれしいです。