2019年、母が要介護認定を受けました。
当時66歳で脳出血を発症。家族の中で一番、病気とは縁遠い人だと思っていたんですけどね。
「人生、何が起こるかわからない」ということを、まさに実感した出来事です。
救急搬送された際、担当して頂いた先生から
「命に別状はないが、かなり大きな麻痺が残ると思う。」
と言われたとおり、現在も左半身に麻痺が残ったまま、車椅子で生活しています。
実は私、通所・入所施設を合わせて8年ほど、介護施設の職員として働いていました。
短い勤務年数ではありますが、急変の対応をしたり、最期のお見送りをさせて頂いたりといったことも、それなりに経験してきました。
本人には酷ですが、この麻痺は一生続くだろうと思っています。
そして私は、母のこれからを見守っていくことになる。
日々過ごす中で、母の介護を通して体験したことや考えたことなどを記録として残しておきたいと思いました。
今まさに、ご家族の介護に向き合われている方々、これから介護を担うことになる方々へ、何か少しでも参考になることをお伝えしていけたらいいなとも考えています。